1. 尺度の概要

GAD-7(Generalized Anxiety Disorder 7-item Scale)は、広汎性不安障害(GAD)の症状を評価する7問の標準的な自己評価尺度です。過去2週間の症状頻度を0〜3点で評価します。

Spitzer RL, Kroenke K, Williams JBW, Löwe B(2006)により開発され、世界中の臨床・研究の場で広く使用されています。プライマリケア・精神科・疫学調査などで標準的なスクリーニングツールとして活用されています。

2. 回答スケール

各質問に対して、過去2週間の状態を以下の4段階で回答します。

選択肢点数
0:全くない0点
1:数日1点
2:半分以上の日2点
3:ほとんど毎日3点

3. スコア計算

合計スコアは7問の回答点数をすべて足し合わせて算出します。逆転項目はありません。

合計スコア=Q1 + Q2 + Q3 + Q4 + Q5 + Q6 + Q7
※ スコア範囲:0〜21点(整数)
※ すべての問いに0〜3の整数で回答します

4. 判定基準

合計スコアを以下の基準で判定します。スコアが高いほど、不安症状の程度が強いことを示します。

スコア範囲判定
0〜4点不安なし
5〜9点軽度の不安
10〜14点中等度の不安
15〜21点重度の不安
10点以上が専門家への相談の目安です。中等度・重度の不安が認められる場合は、精神科・心療内科・カウンセラーへの相談をお勧めします。

5. 注意事項

本診断はセルフチェックを目的としたものであり、医学的な診断を行うものではありません。スコアはあくまで参考情報です。

GAD-7は広汎性不安障害のスクリーニングに有用ですが、パニック障害・社交不安障害・PTSDなど他の不安症の評価にも補助的に使用されることがあります。ただし、診断には必ず専門家による詳細な評価が必要です。

継続的な不安症状が見られる場合や、日常生活に支障をきたしている場合は、精神科・心療内科・カウンセラーへの相談をお勧めします。本診断の結果は参考情報としてご活用ください。