1. 尺度の概要
本診断は DASS(Depression Anxiety Stress Scales、抑うつ・不安・ストレス症状尺度) をベースにした27問の尺度です。抑うつ・不安・ストレスに関連する身体的・心理的な症状を7つの次元で測定します。
突然の恐怖感 / 4問
突然の恐怖感
人前や公共の場での急な恐怖・不安の傾向。
イライラ / 4問
イライラ
怒りっぽさ・疲労感・集中力低下の傾向。
パニック発作 / 4問
パニック発作
予期しない恐怖感・自制心を失う不安の傾向。
死の反復思考 / 3問
死の反復思考
死や無価値感についての反復的な思考の傾向。
胸痛 / 4問
胸痛
胸部の圧迫感・呼吸困難などの身体症状の傾向。
睡眠障害 / 4問
睡眠障害
入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒などの傾向。
筋緊張・熱感・めまい / 4問
筋緊張・熱感・めまい
筋肉の緊張・ほてり・めまいなどの身体症状の傾向。
2. 回答スケール
各質問に対して、以下の5段階で回答します。
| 選択肢 | 点数 |
|---|---|
| 1:全くあてはまらない | 1点 |
| 2:あまりあてはまらない | 2点 |
| 3:どちらともいえない | 3点 |
| 4:かなりよくあてはまる | 4点 |
| 5:非常によくあてはまる | 5点 |
3. スコア計算(T得点)
各次元の得点は、該当する質問の点数をそのまま合計した「合計点」を、標準化した「T得点」に変換して算出します。逆転項目はありません。
合計点=該当項目の点数の合計
T得点=(合計点-平均点)×10÷標準偏差+50
※ T得点は平均50・標準偏差10になるよう標準化した値です。50に近いほど平均的で、50から離れる(特に60・70を超える)ほど、その症状が強く現れていることを示します。
T得点=(合計点-平均点)×10÷標準偏差+50
※ T得点は平均50・標準偏差10になるよう標準化した値です。50に近いほど平均的で、50から離れる(特に60・70を超える)ほど、その症状が強く現れていることを示します。
| 次元 | 問題番号 | 平均点 | 標準偏差 |
|---|---|---|---|
| 突然の恐怖感 | Q1〜Q4 | 6.22 | 3.34 |
| イライラ | Q5〜Q8 | 12.77 | 4.53 |
| パニック発作 | Q9〜Q12 | 6.89 | 4.07 |
| 死の反復思考 | Q13〜Q15 | 4.09 | 2.45 |
| 胸痛 | Q16〜Q19 | 7.53 | 3.85 |
| 睡眠障害 | Q20〜Q23 | 7.61 | 4.99 |
| 筋緊張・熱感・めまい | Q24〜Q27 | 9.32 | 4.20 |
平均点・標準偏差は、DASS尺度の標準化データに基づく値です。
4. 判定の目安
T得点は平均50・標準偏差10に標準化されているため、他者や過去の自分と比較しやすくなっています。数値が高いほど、その次元の症状が同世代・同性の平均と比べて強く現れていることを示します。
T得点はあくまで相対的な位置を示す指標であり、特定の点数を超えたら異常というような医学的な診断基準ではありません。
5. 注意事項
本診断はセルフチェックを目的としたものであり、医学的な診断を行うものではありません。
継続的な抑うつ・不安・ストレス症状が見られる場合は、産業医・心療内科・カウンセラーへの相談をお勧めします。
本診断の結果は参考情報としてご活用ください。