Ouraid

1. 尺度の概要

本診断は ITSS(IT Engineer Stress Schema Scale) をベースにした20問の尺度です。SE(システムエンジニア)の職業性ストレスに関連する信念・思い込みを4つの次元で評価します。CBT(認知行動療法)の「スキーマ」理論に基づき、仕事上のストレスの根底にある認知パターンを分析します。

完璧主義 / 5問

完璧主義

業務の完璧さを求めたり、失敗を極端に恐れる信念。

技術追随 / 5問

技術追随

技術・知識の習得に関する強迫的な信念。常に最新技術を習得しなければという思い込み。

能力要求 / 5問

能力要求

自分の能力・スキルに課す高い要求。「できて当然」という信念。

自己犠牲 / 5問

自己犠牲

一人で抱え込み我慢することを当然とする信念。

2. 回答スケール

各質問に対して、以下の5段階で回答します。

選択肢点数
1:思っていない1点
2:あまり思わない2点
3:どちらともいえない3点
4:そう思う4点
5:非常にそう思う5点

3. スコア計算(T得点)

各次元の得点は、該当する5問の点数をそのまま合計した「合計点」を、標準化した「T得点」に変換して算出します。逆転項目はありません。

合計点=該当5問の点数の合計(範囲:5〜25点)
T得点=(合計点-平均点)×10÷標準偏差+50
※ T得点は平均50・標準偏差10になるよう標準化した値です。50に近いほど平均的で、50から離れる(特に60・70を超える)ほど、その信念が強く現れていることを示します。
次元問題番号平均点標準偏差
完璧主義Q1〜Q514.9494.564
技術追随Q6〜Q1017.1854.163
能力要求Q11〜Q1516.9784.059
自己犠牲Q16〜Q2010.9534.609

平均点・標準偏差は、ITSS尺度の標準化データに基づく値です。

4. 判定の目安

T得点は平均50・標準偏差10に標準化されているため、他者や過去の自分と比較しやすくなっています。数値が高いほど、その次元の信念が同世代・同性の平均と比べて強く現れ、ストレス源になりやすいことを示します。

T得点はあくまで相対的な位置を示す指標であり、特定の点数を超えたら異常というような医学的な診断基準ではありません。

5. CBTフィードバック

スコアが4点以上(「そう思う」「非常にそう思う」)だった質問については、CBT(認知行動療法)の観点から以下の内容を表示します:

  • 得すること(Pros):その信念を持つことのメリット・働く理由
  • 損すること(Cons):その信念がもたらすデメリット・コスト
  • バランスの取れた考え方:より柔軟な視点からの代替思考

6. 注意事項

本診断はセルフチェックを目的としたものであり、医学的な診断を行うものではありません。

継続的な職業性ストレスが見られる場合は、産業医・心療内科・カウンセラーへの相談をお勧めします。 本診断の結果は参考情報としてご活用ください。