1. 尺度の概要

本診断は JIBT-R(Japanese Irrational Belief Test–Revised、非合理的信念テスト改訂版) をベースにした38問の尺度です。Ellis の論理情動行動療法(REBT)の理論に基づき、不合理な思い込み(非合理的信念)を5つの次元で測定します。

完全欲求 / 10問

完全欲求

高い業績や完璧さを強く求める信念。

依存欲求 / 8問

依存欲求

他者からの援助や承認を強く求める信念。

問題回避 / 8問

問題回避

困難や責任を避けようとする信念。

過去決定論 / 7問

過去決定論

現在の問題の原因を過去・外部環境に求める信念。

感情の無責任 / 5問

感情の無責任

感情は自分でコントロールできないという信念。

2. 回答スケール

各質問に対して、以下の4段階で回答します。

選択肢点数
1:全くあてはまらない1点
2:ほとんどあてはまらない2点
3:少しあてはまる3点
4:非常にあてはまる4点

3. スコア計算

各次元のスコアは、該当する質問の回答点数を平均して算出します。逆転項目はありません。

各次元スコア=(各項目の点数の合計)÷(項目数)
※ スコア範囲:1.0〜4.0(小数第1位を表示)

問題割り当て:
 完全欲求 Q1〜Q10(10問)
 依存欲求 Q11〜Q18(8問)
 問題回避 Q19〜Q26(8問)
 過去決定論 Q27〜Q33(7問)
 感情の無責任 Q34〜Q38(5問)

4. 判定基準

算出されたスコアを次元ごとに以下の基準で判定します。スコアが高いほど、その非合理的信念が強いことを示します。

スコア範囲判定
2.0 未満低(その信念は弱い)
2.0 〜 3.0 未満中(その信念がやや見られる)
3.0 以上高(その信念が強い)

5. CBTフィードバック

スコアが3点以上(「少しあてはまる」「非常にあてはまる」)だった質問については、CBT(認知行動療法)の観点から以下の内容を表示します:

  • 根拠(Pros):その信念を持ち続ける理由・メリット
  • 反証(Cons):その信念を疑う根拠・デメリット
  • バランスの取れた考え方:より柔軟な視点からの代替思考

6. 注意事項

本診断はセルフチェックを目的としたものであり、医学的な診断を行うものではありません。

継続的な困難が見られる場合は、産業医・心療内科・カウンセラーへの相談をお勧めします。 本診断の結果は参考情報としてご活用ください。